扁平足は、遺伝するものだとか、健康に悪影響を及ぼすといった話をよく耳にされるかと思います。しかし、実は誰でもなる可能性があるということをご存知の方は、少ないのではないでしょうか。扁平足をそのままにしておくと、足に違和感を感じたり、形が変わってしまうこともあります。
この記事では、自分自身が扁平足かどうかを判断するためのセルフチェックの方法をご紹介すると共に、予防するための方法や、お家で手軽にできるおすすめのケア方法もお伝えしてまいります。
扁平足の原因を解説
扁平足とは、足の衝撃を吸収したり負荷を分散させたりする「土踏まずがなくなった状態」を示します。
赤ちゃんのころは、骨や筋力が発達しきれていないため、みんな扁平足です。成人で起こるケースは、先天性のものもありますが、しっかりとした原因があります。今回は成人で起こる扁平足に注目します。
成人の扁平足の原因は、加齢や姿勢の悪さ、無理な運動、足に合わない靴や体重の負荷による足へのダメージです。扁平足を発症している人は、中年以降の女性や肥満体型の人が多いです。それらの方々は、足のアーチを作っている腱や靭帯が傷つくことで、アーチが保持できなくなってしまい、結果偏平足を発症します。
女性は扁平足になりやすい!?
日本人女性は特に、靭帯が伸びやすい体質が多いです。その結果、関節が緩み、足のアーチが崩れる可能性が高まります。
また、ヒールなどの踵の高い靴を履かれる方は、足に大きな負担がかかりやすいです。このような理由から、男性よりも女性の方が扁平足になりやすいとされています。
扁平足によくある症状
扁平足の主な症状としては、「足の内側が腫れてくる」「つま先立ちが難しくなる」「歩くときに足や足首が痛む」といったことが多く報告されています。
足のアーチが崩れると、足裏のクッション機能が弱まります。その結果、足全体がダメージを受けやすくなり、腫れや動きづらさ、痛みなどの症状が現れます。
ただし、扁平足は気づきにくい場合もあります。初期段階では、巻き爪や足指の形が変わる、タコやウオノメ、イボなどの小さなトラブルが出てくることがあるので、そのような症状をお持ちの方は、注意が必要です。
扁平足は生活に支障を及ぼす?デメリットとは
扁平足が発症しても、すぐに日常生活に大きな支障が出るわけではありません。
扁平足は、生活に悪影響を与える「きっかけ」程度と考えられがちです。そのため、足に少し違和感を感じても、多くの人が対処を後回しにしてしまいます。
ただ、そのまま放置すると痛みが増してきます。症状が進行すると、膝や腰の痛み、姿勢の悪化、さらには外反母趾やX脚などの骨の変形にもつながる可能性が高まりますので、早めのケアや対策が大事です。
扁平足のセルフチェックと判断方法
扁平足を放置しない方がよいものだとわかったところで、扁平足のセルフチェックと判断方法を紹介します。
自宅で簡単「セルフチェック」
① 土踏まず、ちゃんとある?:土踏まずチェック
足を横から見て、土踏まず(アーチ)がしっかりと形成されているか見てみましょう。
ポイント:土踏まずが平らになってしまっている、または人差し指が一本も入らないような状態だと、偏平足の可能性があります。
② かかと、ちゃんと立ってる?:かかとチェック
足の後ろから、かかとが内側に傾いていないか確認しましょう。
ポイント:かかとと目線を合わせて写真を撮ると、より確認しやすくなります。
この2つのポイントをチェックするだけで、自分が偏平足かどうかの手がかりがつかめます。
正確な判断は専門家へ
上記の確認方法はあくまで、簡易的な判断方法です。
正確な判断をされたい方は、整形外科など、専門家に相談しましょう。
整形外科でレントゲン写真を撮れば正確な判断ができますので、脚の痛み等の症状が続く場合は病院を訪れ、専門家の判断を仰ぐことも大切です。
扁平足だと診断されても、治療法はインソールやリハビリになるでしょう。痛みがあれば、サポーターや湿布で対応することになります。
扁平足を治すために日々やるべきこと
加齢により弱くなった骨を丈夫にするのは、難しい部分もありますので、まずケアするのは、骨を補強する役割を担う筋肉です。足のアーチが崩れてしまっても、毎日のエクササイズで改善できます。
ここからは、自宅でできるエクササイズを紹介していきます。
足裏マッサージ
腱や靭帯が硬く変形しないように、血流を促進させて柔軟にするのが目的。
用意するもの:ゴルフボール程度の大きさのボール(自宅にボールがなければ手でも大丈夫)
<やり方>
足裏の土踏まずにボールを押しあてて、痛気持ちいい程度にボールを転がします。
ボールを転がす方法は、手でも床でも構いません。
ボールがなければ、手の親指の腹でグリグリと揉みほぐしましょう。
足裏筋エクササイズ
足底筋(足内在筋)を鍛えるエクササイズです。土踏まずの縦アーチと横アーチを形成するのに関連する筋肉を鍛えます。
用意するもの:タオル
<やり方>
- 椅子やソファーに腰掛け、床にタオルを縦に敷きます(滑りのよい床が適している)
- タオルの上に両足をそろえて置きましょう。
- 足の指でシャクトリムシのように、タオルを巻き取ります。
- 10回繰り返すのが効果的!
ポイント:足の指の筋肉は小さいので、ゆっくり軽く動かすのが筋肉を痛めず効果的なやり方です。
アーチを高くするエクササイズ
次は「カーフレイズ」というエクササイズです。ふくらはぎと後脛骨筋(こうけいこつきん)を鍛える種目。足のアーチを引き上げ、足関節のバランスや安定感を補います。
<やり方>
- 壁と向き合うようにして立ちましょう。
- 両方の手のひらを壁につけ、体を支えます。
- そのまま垂直に、つま先立ち。
- つま先立ちをした状態で5秒間キープ!ゆっくり下ろして3秒休憩してください。
- 1〜4を5回繰り返すと効果的。
ポイント:つま先立ちしたとき、足の親指と小指の付け根で押すような感覚があると上手にできています。足がつったり、痛むようであれば中止しましょう。
扁平足を予防するお手軽アイテム
毎日、マッサージとエクササイズを継続するのは難しいというのが本音ですよね?手間がかからず、何もしなくても扁平足を予防できたらと誰しもが思うはず。
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普段履いている室内スリッパを、アフターヒールに履き替えるだけでケアができる優れもの。
サンダルのカラーは豊富なのでお好みのサンダルを選択できます。サンダルは職人が一つひとつ丁寧に作り上げていて、耐久性もバツグン。肌に優しい素材が使用されているのも注目すべきポイントです。
自然体のままケアができるので、足を傷つけません。いつまでも健康でキレイな足でいられるように、こだわり抜かれた商品なんです。
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毎日使っている足のケアは、美容だけでなく健康に関わってくる重要な部位。だからこそ、足の大切さを多くの人々に知ってもらいたいと、さまざまな足のお悩みやトラブルについて情報発信しています。
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まとめ
加齢や日頃の習慣によってかかる負荷から、土踏まずを形成しているアーチが崩れていきます。足のトラブルに心当たりある人は、扁平足になる前に予防しませんか?扁平足であったとしても、早期発見・対応すれば、いつまでも健康的な足でいられます。
扁平足の予防と改善には、日頃のケアが欠かせません。マッサージとエクササイズで腱の柔軟性、アーチの形成と補強をしていきましょう!